Waltham Vanguard
Overview ―― 憧れの銀時計
「銀時計」という言葉に、昔から憧れがありました。
だから、自分が懐中時計を手に入れるとしたら、何をおいても欲しいと真っ先にイメージしたのが銀無垢、蓋付きの懐中時計です。この時計はその希望にぴたりと当てはまっただけではなく、ムーブメントの仕様の豪華さ、仕上げの良さ、そして実用性においても文句のない逸品。一目惚れに近い感覚で購入し、日常生活で愛用しています。
製造元のウォルサム社は、往時のアメリカにおける最古にして最大の時計メーカーでした。その製品は日米修好通商条約締結の際に日本側使節へ贈られたり、芥川賞の副賞や恩賜の時計(*1)への採用など、日本とも意外と深い関わりがあります。
この時計のムーブメント「ヴァンガード」は、ウォルサムの製品の中で鉄道時計のフラッグシップ的な位置付けとなるグレードです。同じグレード名を冠していても時代によってそのモデルや細かい仕様は異なりますが、いずれも当時のラインナップの中では高級機として位置付けられています。
機構はシンプルなタイムオンリーですが、それはあらゆる時計にとっての基本でもあります。その基本を実用本位に追求した合理的な機能美がこの時計、ひいてはアメリカ懐中時計の真髄と言えるのではないでしょうか。その仕様・仕上げは、現代で再現するにはコストがかかり過ぎ、今や一部の高級ブランドでもなければ採用しないようなものばかり。そしてその品質は、一世紀近くを経た今日ですらなお「72時間で誤差6秒、かつ一週間で誤差30秒」という公認鉄道時計(*2)の規格を満たす精度によって示されています(無論、適切な整備/修理/オーバーホールを経ていれば、という条件がつきますが)。
時を正確に刻めなければ、そこに組み合わされる複雑機構も砂上の楼閣に過ぎません。だからこそ、この時計に見る時計の基本、原点のようなものは、他の時計を見る際の基礎・基準としても充分に通用するのではないでしょうか。
こうした意味でも、この時計は私にとって特別なものといえます。
1899~1918年にかけて、陸軍大学、海軍大学、帝国大学や学習院大学などの優等卒業生(ただし、必ずしも主席卒業と同意ではない)に下賜された銀時計。明治四十年(1908)になると、恩賜の時計には国産の精工舎・エキセレントが採用される。しかし、これ自体も元を辿るとウォルサムのコピーから発しているという。後に天文台コンクールで欧州の一流メーカーと渡り合い、やがてはクォーツによって時計界に(良い意味でも、悪い意味でも)革命を起こす精工舎も、この時期は未だ成長の途上だった。
*2.1891年4月19日、キプトン(オハイオ州・クリーヴランド郊外)で起こった鉄道事故を契機として制定された規格。規格を満たす時計はグレード(機種)単位で認定を受け、この機種を特に「公認鉄道時計(Railroad Approved Watch)」と呼ぶ。
Outside ―― イギリス向けの瀟洒な外装
それでは、各部を詳しくご紹介いたしましょう。
ケース
ケースはハンターケース(*1)と呼ばれるタイプで、竜頭を押し込むと蓋が開くようになっています。
材質は無垢のスターリング・シルバー(*2)。余計な装飾の一切ないプレーンな表裏が、個人的な嗜好によく合っています(ただし、瞬時に表裏を見分けにくいという難点もあります)。
各パーツの裏側には刻印が施されています。これはイギリスの検定制度に従ったホールマークで、この時計がイギリス向けの銀製品であったことを示しています。この刻印によって、その来歴をある程度特定することができます。
- 獅子の刻印は、スターリング・シルバーであることを示すスタンダード・マーク。
- 錨の刻印は、バーミンガムで検定されたことを示すタウン・マーク。
- 吹き出し状の枠を持つ"t"の刻印は、(バーミンガムにおいて)1918年の検定であることを示すデイトレター。
- "A.L.D."の刻印は、デニソン社の製品であることを示すメーカーズマーク。
- (銀製品に対する課税は1890年に廃止されているため、税の納付を示すデューティーマークはない)
これにより、このケースは「1918年にバーミンガムで検定された、デニソン社製造のスターリング・シルバー製ハンターケース」であることを知ることができます。ただ、この制度は「イギリスの銀製品」に対するものなので、時計のケース全てに対応するものではなく、その刻印の意味するところもこれほど厳格には定まっていません。いわば余禄のようなものですが、何となく嬉しいものです。
文字盤
文字盤のインデックスは、モントゴメリー・ダイヤルと呼ばれるタイプで描かれています。大きなアラビア数字のインデックスの他、外周に分単位の表示が書き込まれているのが特徴です。鉄道時計に多く見られるタイプですが、数字がびっしりと並ぶせいか、人によっては敬遠されてしまうこともあり、それほど一般化はしなかったようです。
文字盤の材質はポーセリン(*3)、構造はダブルサンクと呼ばれるものです。ダブル(二段の)サンク(窪み・彫り下げ)の名の通り、文字盤の内周と外周に段差が付けられていて、この微妙な陰影が生み出す立体感が外見をぐっと引き締めています。なお、スモールセコンドやインジケータ部分はこの勘定には含まれないようで、ここが別部品になっていてもダブルサンクとは呼ばないし、内周・外周・スモールセコンド(インジケータ)の三つで「トリプルサンク」などと呼ぶこともありません。
一見、実用本位の質素な仕上げですが、手描きの陶製文字板には現代では再現できない手間とコストがかけられているのです。
この他、蓋を持たないオープンフェイス、蓋の中心部をくり貫いて蓋を開けずに時間を読み取れるようにしたデミハンターあるいはハーフハンターというタイプもある。デミハンターは「ナポレオン一世の命令でハンターケースに穴を開けたのが始まり」としてナポレオンケースと呼ばれることがあるが、実際にはナポレオンの台頭前に製作されたものがあり、俗説である可能性が高い。
*2.純度92.5%の銀。残りの7.5%は銅。100%の純銀では強度が足りないため、5~10%程度の銅を添加したものが標準銀として使用される。全体に占める銀の比率により、ファインシルバー(100%)、コマーシャルシルバー(99.9%)、ブリタニアシルバー(95.0%)、スターリングシルバー(92.5%)、コインシルバー(90.0%)、ダッチシルバー(83.3%)、ダニッシュシルバー(82.6%)、ジャーマンシルバー(80.0%)などと呼ばれる。
*3.陶板。陶土を銅板に塗布して高温で焼き上げ、釉薬をかけて仕上げたもの。時計の文字盤の場合、通常使用するだけならまず問題はないが、分解・整備時に不注意な扱いをすると破損しやすく、完全な修復もまず無理。そのため、チップ(欠け)、クラック(ヒビ)、ヘアライン(微細なヒビ。骨董用語ではニュウとも)、スクラッチ(引っかき傷)などがあると大きく価値が下がる。
Inside ―― 鉄道時計で培われた技術の結晶
いよいよムーブメントとその内部をご紹介します。
ムーブメント(概観)
ムーブメントは16サイズ(43.18mm)のモデル1899または1908(*1)と呼ばれるタイプです。優美な曲線を描くプレート(受板)と、その隙間から覗く輪列の対比がいかにも精密機械然とした美しさを感じさせます。
このモデルは複数のグレードに用いられているため、同じ形でもリバーサイド、リバーサイド・マキシマ、クレセント・ストリートなどがあり、グレード名の刻印で区別するしかないことも。また、プレートにはシリアルナンバーも刻印されており、照会することで製造年を特定することができます(このヴァンガードは1913年製)。
受け、地板とも、肉厚のニッケル無垢で造られています。ニッケルは、それまで多用されていた真鍮に代わる素材として1800年代の終わりごろから使われるようになりました。真鍮に比べると硬くて劣化しにくいという長所を持つ反面、その硬さゆえに加工し難いという短所もあります。それを工作機械の大々的な導入によって解決した(*2)アメリカ懐中時計は、他国に先駆けてニッケルをふんだんに使えるようになりました。
その点に対する自負の表れか、こうしたニッケルプレートには当時のアメリカ懐中時計の特徴でもある綾織模様(*3)などの装飾も施され、見た目にも映える美しい仕上がりとなっています。
この機械はガイドブックの識別でも"Model 1899 or 1908"となっており、どちらであるという断定のポイントは現時点では不明(ただし、レバーセットのものはレバーの位置で判断できる)。シリアルナンバーから1913年の製造であることは解るものの、それだけでモデル1908であるとは断言できないようだ。
*2.南北戦争を契機に発展したアメリカの工業力(特に兵器製造に必要だった高強度材料の精密加工技術)がその背景にあるという説もある。主要なアメリカの時計メーカーが五大湖周辺や東海岸に多い理由とも考えられる。
*3.ダマスク模様、ダマスキンなどとも呼ばれる。かつてダマスカス原産の織物に見られた綾織模様に由来する。
ムーブメント(石の配置)
機械式時計では、磨耗に耐えるため、歯車の軸受けなどに宝石(Jewel)を用います。プレートにも刻印されている通り、この時計には23箇所に宝石が使われています。外見からは解らない部分にも入っているため、その配置の内訳を次に示します。
場所 | 穴石 | 受石 | その他 |
---|---|---|---|
香箱 | 2(香箱軸受け) | ||
二番車 | 2 | ||
三番車 | 2 | ||
四番車 | 2 | ||
ガンギ車 | 2 | 2 | |
アンクル | 2 | 2 | 2(アンクル爪) |
テンプ | 2 | 2 | 1(振り石) |
合計 | 23 |

(ジュエルドバレル)
主要な駆動軸全てに宝石を用いる、タイムオンリーの時計としては最高クラス(*1)の仕様(付加機能を持つ場合はその機構に石を配置する分、石数はどんどん増えていきます)。
特徴的なのは、ゼンマイを収めたバレル(香箱)にまで宝石が使われている点でしょう。これによって動力の発生源である香箱の動きがスムースになり、ゼンマイのトルクを安定させることで精度もまた安定(*2)します。
石の留め方には、大きく分けて圧入とシャトン(金枠)留めがあります。後者の方がより手間がかかっており、その分高級であるとは言えるものの、圧入すなわち粗悪、ということはありません(部品の精度が悪ければ、そもそも圧入での組み立てなどできない)。
シャトン留めの中でも、特にその素材に金を用いる場合は「ゴールドジュエルセッティング」と呼ばれ、高級機であることを示す要素のひとつとなっています。
使用される宝石の素材は人造のルビーが大半で、一部にサファイア、そして極一部にダイヤモンドが用いられます(*3)。ダイヤモンドは、特に硬さが要求される部分、すなわち高速で動くテンプ、その受石(伏せ石)に用いられます。これが「ダイヤモンドエンドストーン」と呼ばれる仕様で、物によってはさらにアンクルやガンギ車の受石にも同様にダイヤモンドを用いるものもあります。ダイヤにはカッティングが施されているので、テンプ受けの伏せ石をよく照らして観察すれば確認することができます。
タイムオンリーで24~26Jという機種もある。しかし、コレクターズガイドによると「24個目以降の石なんか飾りです。偉いさんにはそれが解らんのです(超訳)」だそうである。
*2.調速機構であるテンプは振り子の等時性を利用したものだが、振れ角の低下または変化によってその等時性が乱れてしまう。動力供給のムラや乱れはその原因のひとつ。
*3.人造ルビーの製法がベルヌーイ(仏)により発見されたのが1891年、実用化されたのが1902年。それまでは天然の宝石を使う他なかったため、宝石の使用にかかるコストは非常に高かった。
ムーブメント(輪列)
ムーブメントの内部です。
大きい順に、ゼンマイが入った香箱(これを一番車と見ることもあります)、二番車、三番車、四番車、脱進機構の一部であるガンギ車へと続きます。
ガンギ車にはアンクルの爪が噛み合っていて、ガンギ車の回転を止めています。アンクルのレバーが反対側に動くとこの爪が外れ、次の歯に衝突してまた止まるまでの間に、歯一枚分だけガンギ車を回転させます。
ここでは組み込まれていませんが、振り子運動を行うテンプがこのアンクルを動かし、このガンギ車の解放と停止を規則的に繰り返すことによって、時計は時間を刻むことができるわけです。
四番車の軸は文字盤のスモールセコンドにあたり、直接秒針が取り付けられますが、別の歯車を介して中心の軸に回転を伝えれば、今日お馴染みのセンターセコンド(中三針)となります。
このヴァンガードの輪列では、二番車の色が三番、四番と違っています。これは材質の違いによるもので、二番車は金で作られて(*1)います。このような金製歯車は「ゴールドトレイン」と呼ばれる仕様となります。
なお、ここでは二番車だけが金製ですが、三番、四番まで全て金製という豪華な仕様の機械も存在します。
金と言ってもそれほど純度は高くない(合金にしなければ、軟らか過ぎて変形してしまう)。それでもなお金を用いる理由は、歯の表面を少しでも滑らかに仕上げることによって抵抗を減らし、動力の伝達効率を上げるため。さすがに現代になって歯車に金を使うことはまずないが、歯車の研磨はしばしば行われている。
ムーブメント(テンプ)
よく「時計の心臓部」と呼ばれる部分です。
「心臓部」といっても動力を供給するのは香箱なので、動力源ではありません。しかし、テンプが生み出すビート(振動)が時計の精度を決定するので、最も重要な部分であることは間違いありません。
テンプは一見単なる金属製の輪に見えますが、ヒゲゼンマイという渦巻状のゼンマイによってテンプ受けと繋がっていて、振り子に似た往復回転を行います。この周期的な往復の途中でアンクルを動かすことで、歯車を一定の速度で回転させます。
テンプの振り子運動の周期は、様々な要因で変化しようとします。それを一定に保つため、実は様々な工夫がこらされています。
- オーバーコイル・ヘアスプリング
- 巻き上げヒゲ、ブレゲヒゲとも呼ばれる特殊な形状のヒゲゼンマイです。接続されたヒゲゼンマイによってテンプは往復運動を行いますが、その端を単純に固定しただけでは収縮の最中に偏心してしまい、周期の乱れに繋がります。そこでその外端を一旦持ち上げ、巻かれた部分の上を横切るように(オーバーコイル)して留める(*1)ことで同心円状に収縮させ、周期を安定させる仕組みです。
- チラネジ、ミーンタイムスクリュー
- 振り子運動をするテンプは慣性を持っています。これが大きいほど、外乱からの影響を低減することができます(*2)。
回転する物体の慣性を大きくする方法には、「回転軸に対する質量の分布を均一にする」「外周をより重くする」などといったものがあり、テンプにはそのための仕組みが組み込まれています。
テンプ外周のネジはチラネジと呼ばれる一種の錘で、外側をより重くすることで慣性を稼ぐためのものです。ただし、それで質量分布が偏ってしまっては意味がないので、必要に応じてチラ座と呼ばれるワッシャを加えたり、ネジの頭を削ったりして微調整を行います。
テンプの対角線上に存在する頭の短いネジはミーンタイムスクリューと呼ばれる微調整用のネジで、この出し入れによって慣性の微調整を行うことができます。
- バイメタル切りテンプ
- テンプをよく見ると、二箇所に切り込みが入っており、さらに外側が真鍮、内側が鉄の二重構造になっています。
温度変化は金属部品の膨張・収縮だけでなく、ヒゲゼンマイの弾性率にも影響を及ぼすため、振動周期の変動、すなわち誤差の原因となります。これはその誤差を補正するための仕組み(*3)です。
二種類の金属は温度による膨張・収縮率が異なるため、結果として「反り」という形で変形します。温度低下時にはその直径を拡げる外方向に反り(進みを補正する)、逆にテンプ全体が膨張する温度上昇時には直径を縮める内方向に反る(遅れを補正する)ようになっています。 - ダブルローラー
- アンクルを動かす振り石のついたローラー(大鍔)の他に、セイフティローラー(小鍔)と呼ばれるローラーを備えているため、ダブルローラーと呼ばれます。
テンプは往復運動の途中の一点でアンクルを弾きますが、それ以外の場所でアンクルが動いてしまうと時計の動作自体が狂ってしまいます。
こうした誤動作を防ぐため、振り石によって弾かれる時以外にアンクルが動かないようにするのがセイフティローラーの役目です。
この他、テンプ周りで重要な機構に緩急針があります。
緩急針はヒゲ棒とも呼ばれる二本の棒でヒゲゼンマイを挟むことでその有効長(振り子の長さに相当)を変化させ、周期の微調整を行うものです(*4)。緩急針の微調整が簡単に行え、かつ一度決めた設定が動かないようにという要求を満たすため、各社ごとに様々な微調整装置があります(ウォルサムなら星型、など)
フィリップス曲線と呼ばれる、いくつかの条件を充足する終端曲線。一つのケースに対してであっても、条件を満たす曲線は多数存在する。
*2.回転するコマに例えてもよい。高速で回転しているコマは安定しているが、低速になるとすぐに転倒する。
*3.後に、19世紀末~20世紀初頭にかけて発明された合金(温度変化による膨張率が非常に小さいインバー(アンバー)、温度変化による弾性率変化が非常に小 さいエリンバー、など)がテンプやヒゲゼンマイに用いられるようになるとこの仕組みは不要となった(これら「インバー(アンバー)の発見とそれによる精密 測定への貢献」に対し、発明者のギョームにはノーベル物理学賞が贈られた)。
*4.敢えて緩急針を廃した「フリースプラング」と呼ばれる仕様もあるが、周期の微調整をテンプの慣性調整だけで追い込まなければならないため、その調整幅が非常に狭くなる。元々の精度が非常に高いことが前提になる高度な仕様であり、形だけを真似するとただの粗悪品になってしまう。
Conclusion ―― まとめ
この時計が、精度と耐久性を両立した実用品としていかに作り込まれているか、お解り頂けたでしょうか。
細部のひとひとつまで手間とコストが充分にかけられているため、敢えて飾りたてなくとも機能美ともいうべき美しさを見せてくれるだけでなく、今日においても十分に実用的な精度、世紀を超えて動作し続けるだけの耐久性をも備えています
必要充分な性能さえ満たすならばコストを下げることが第一という現代の製品に共通する設計思想では、もはやこうした製品は作れません。部品、あるいは製品そのものまでが、修理ではなく交換されることを前提としているし、その耐久性も「設計の想定範囲内で」耐えられれば充分という考え方で作られるからです。
その結果として必要充分な性能を持つ製品が廉価に手に入るという面もあるので、「必要十分」という思想、それ自体は決して悪いこととは言い切れません。しかしその一方で、「必要充分」という見切りによって喪われつつある、絶対的な品質を追求した作りの素晴らしさもまた、決して忘れるべきではないでしょう。
往時のアメリカ懐中時計は、今では一部の高級ブランドやクラフトマンシップに相応の金を積まなければ触れることのできない、絶対的な「良いもの」に比較的容易に触れることのできる密かなチャンスであると思います。
そんな一品の持ち主の一人として、この紹介が懐中時計への興味を僅かなりとも掻き立てるものとなれば幸いです。
この記事における時計の画像は、吉祥寺のアンティークショップ兼時計修理工房マサズ・パスタイムさんから頂きました。
商品の紹介用に撮影されていたものを、現物の購入とともに使用を快諾していただいたものです。この場を借りて感謝いたします。