「ヴァ」にするべきか、「バ」にするべきか、それが問題だ。
いや、私が愛用している懐中時計のお話なんですが。
時計カテゴリの記事をご覧になった方ならご存知でしょうが、そのグレード名を"Vanguard"といいます。これを日本語でどう表記するかというお話です。
「ヴァンガード」と書くべきか、「バンガード」と書くべきか。ううむ。
Wikipediaで調べてみると、日本語にうるさい放送・出版業界にあってさえ、その対応が一貫していないことが解ります。音声から聞き分けるのも難しいでしょうし。
私が何故ウ濁の方を使ったかというと、字面上のアクセントとして、でしょうか。
機械的にvにウ濁を当てていたとしたら、"Riverside"も「リヴァーサイド」と書かなければならないところなんですが、これは「リバーサイド」と書くほうが字面としては収まりが良いように(あくまで個人的な感想として)思えてしまう。"Vanguard"の時と比べると、違いはアクセント位置くらいに思えますが、それが全てかと言われるとどうも自信がありません。せめて自分なりの法則だけは定めておかないとなぁ。
本来存在しないものをどう表現するか。言語というのはかくも難しいものなのですね。
単なる発音・表記でさえこれなのだから、それによって表わされる概念やイメージというものの伝達・理解の難しさに至っては何をかいわんや。
「わかりあう」って難しいにゃー。と何の役にも立たないことを呟いてみる。