一年遅れで舞HiME(続)
この連休、(元)会社の後輩のそのまた親戚の所有する温泉付リゾートマンションに押しかけるという恥知らず極まりない計画があったものの白紙になったので、この際だからと舞HiMEのTV録画一挙全話インストールとかPS2版3シナリオクリアとか割と爛れた休みを送ってみたり。
# いや別にそればっかりでもなかったんだけど。
一年前の話について今更あれこれ書くのもどうかと思うけど、一応メモしておきます。
・TV版の最終話
近しい知人の評が「あれはアリだと思う」、別の知人グループの評が「何だこの糞アニメは。氏ね」とえらく分かれてたけど、やっと意味が解りました。
さて、私の印象はどちらかというと、後者に近いものがあります。
「ふしぎなちからでみんな復活してズバリ解決。そして大団円」
エンディングとしてハッピーなのは解りますが、脈絡がない。
この企画(メディアごとに内容が違うらしいので作品とは呼ばない)の骨子は、「(自分でなく)想い人の生命を賭け」「最後の一人になるまで戦う」ことを強制されるシステムである「星詠の舞」(面白い発想だと思う)にあると見ました(小説とマンガの方は見てないので言い切っていいものかちょっと躊躇いますが)が、それを否定したら自己撞着というものでしょう。
このシステムは「喪ったものは決して還らない」からこそ意味があるのであって、「ドラゴンボールで生き返れるから死んでも大丈夫だ!」ではその重さやそこまでの蓄積が一気にぶち壊しになるというものです。
実際、作中にはヒロインがエピローグに近い情景を夢に見せられながら「でもこれは嘘」と否定するシーンがあった筈なのに、何でエンディングがこうなるんだと首を傾げてみたり。人気が出て続編作りたくなったから途中でシナリオを無理矢理書き換えたのかとさえ思えるほど。
実は(もっと厳しいけど綺麗な)真のエンディングがあったのに、それを「鬱」などと勝手に括って蓋をして、自分好みの二次創作に置き換えてしまったような印象を受けました。
まあ、こういう形で出てしまった以上、完全否定まではしませんが。…40点。
その点、PS2版のシナリオは(私が見た範囲では)この一線をきちんと守っている分、好感が持てます。
・好きとか嫌いとか
身内に宿題を出されていたのです。我等が敬愛する議員閣下のフェイバリットを当てよと。
最初はアレだと思ってました。終盤手前までは実はソレかな?と思い直しました。でも最後に本当はコレだったんですね、と納得。答え合わせはしてないけど、確信しています。
気違いと修羅場と倒錯愛をこよなく愛する議員閣下にはぶぶ漬けがよく似合う(謎
私の方は、逆に身内への宿題にしてしまいます。
# 私は好き嫌いがかなり激しい上に「嫌い」が先に立つタイプなので(敵を作りやすいので良くないと自分でも思いますが…)、消去法が有効でしょう。
…とまあ、脳へのインストールメモとしてはこんなもんでどーでしょーか。
…しかし、日本神話からカバラまで(これはPS2だけ?)片っ端からつまみ食いして美少女とバトルで接着ってのも、考えてみるととんでもない話ですねぇ。こんな(良くも悪くも)無節操な作品作りが出来るというのは、いかにも日本的と言えなくもないような。
ふと、そんなことを思ってもみたり。
Comments
や、議員閣下はぶぶ漬け以外ありえぬ、というのが、周辺での一致した見解だったような。ブルータスおまえもか。ところで僕は未だに舞Himeを見てないので、なんのことだかさっぱりです。胡乱な関連情報だけは入ってくるのですが。
まいど。
私も一週間位前までは何が何やらさっぱりだったのです。
実際見てみると結構楽しめたので、暇と機会があったら見てみるのも一興かと。いぬい丼も一家言あるらしいと道場で聞いたし。
ぶぶ漬け女は末期になると議員の愛する三拍子が揃った完全体に進化してました。これ以外あり得ますまい。