自由戦士の銃
泊りがけでボードゲームをやる合宿と、サバイバルゲームが三日と開かずに催されるため、ここ最近なかなか余裕がありません。仕事はサボり倒してますが(をぃ
なんとかAUGのオーバーホールに目処が付いたところまでは良いのですが、成り行きで友人の銃のオーバーホールを請け負ってしまいました。いいのか俺。
その銃というのが、所謂「自由戦士の銃」であるところのAK47(正確にはAK47S)。
共産圏の銃はあまりモデル化されていない中(ドラグノフは幾ら何でもボってるような)で、電動のAK47シリーズは実用性とコストパフォーマンスを兼ね備えた貴重な例外。ヴェータ・スペツナズとか云われるとなんか共産っぽくなくなるのが何ですが。「ちょっと調子が悪い」という理由だけで放り出すにはあまりにも勿体無いだろ!と思ううち、つい自分から整備を引き受けてしまったんですねー。(あほだ(笑)
実はAKを触ったことは一度もないんだけど(笑)、まあ現物見りゃ解るだろと分解を進めます。実際、構造はシンプルにして堅牢。電動の長物は剛性不足で軋んだり撓んだりというのが少なくありませんが、AKに関してはその問題もなく。ただ、「AKバッテリ」の語源でもあるスティック型バッテリの格納部分は流石に一杯一杯な感じ。AK47ならストックにラージバッテリ入るんだがなぁ。
で、メカBOXを完全に分解して脱脂洗浄した結果、部品の方はかなりガタが来ておりました。動かないこともないけれど、このまま使えば消耗が加速度的に進んでそのうちぶっ壊れること請け合い。磨耗したスパーギア、セクターギア、逆転防止ラッチと、歪みの見られる軸受け(外側金属、内側プラの二重構造という妙な代物)、破れたチャンバーパッキン、変形したホップパッキンは要交換です。あとは洗浄と磨き直しで何とかなるかな?
最終的に、これだけの作業になったり。慌しくやったので画像は抜き。
- メカBOX内研磨(大雑把に)
- メカBOX雌ネジ(M3)切り直しとビス交換
- 電極清掃(一部研磨)と接点グリス塗布
- モーター取り付け位置調整(モーターケースのガタ取り含む)
- スパーギア、セクターギア、逆転防止ラッチ交換、調整、ブレークイン
- 気密部再シール、動作部グリス塗布
- ヒューズ排除(配線を半田付け)
- バレル清掃、チャンバーパッキン、ホップパッキン交換
結果、実に気持ちよく動作するようになりました。こうでなくては。悔しいことに、セミオートのキレは私のAUGより良いかも(*1)。
250発の小型マガジンと組み合わせると、実に取り回しのしやすい良い銃です(ちょっと重いか?)。その性格上精密なサイトは載りませんが、AKでそれを望むのは野暮というものでしょう。
あー、仕事した。さて、自分の心配に戻らなきゃ。
多弾数マガジンを使った際、セミオート時の給弾不良というのは電動のAUGによくある病気。いざという時に弾が出ませんではシャレにならないので、フルオートで数発撃つことで代替することが多い。ゼンマイによる弾送りをしないノーマルマガジンでは問題ないので、どうも多弾数マガジンの出来が良くないようだ。