Jul.30, 2006

自分にご褒美(その四)

[Diary]

東京卒業記念・自分にご褒美シリーズ。

がらりと変わる生活環境の象徴として、新しい財布を手に入れました。

HERZの財布[Y-7]。外側に小銭入れが配されているのがポイント。
中はシンプルだが、カード類はきちんと入る。

渋谷のレザー工房HERZの財布です。渋谷というと、一見浮ついていて中身のないファッション感覚、スナック感覚というイメージがありますが(超偏見)、こちらは受注生産に重きを置いた一貫生産の小規模工房。革の素材そのものを色濃く感じさせる、質実剛健な造りがウリです。受注生産といっても、そればかりではあまりに高コストなので、定番アイテムについては卸売もしています。この財布もそのうちのひとつ。

財布には色々な形があり、使用者の趣味か嗜好が色濃く出るものですが、私がこの財布を選んだ理由はこんなところです。

  • 二つ折りであること
  • 小銭入れが扱いやすいこと
  • カード類がきちんと収納できること
  • 丈夫で長保ちすること

生来の貧乏性なので、財布は二つ折りのものをズボンのポケットに入れる癖が染み付いています。また、どうせ入れるような札もないので日常生活での使い勝手を優先して札入れは二の次で小銭入れの使いやすさを重視しています。その一方で、キャッシュカードやポイントカードの類はスマートに持ち歩きたいので、カードポケットも完備していて欲しい。そして、丈夫で長保ちし、使い込めば味の出るようなものであればなおよし、と。

このHERZの財布は、そうした要件に高いレベルで応えてくれる一品です。紹介してくれたのは、この分野で何くれとなくお世話になった三鷹の鞄屋さん。安さ、ファッション、世上のブランドといった上っ面ではなく、取り扱いの段階から品物を吟味し、しっかりしたものを選ばれているので、身近な鞄類について気軽に相談ができるお店です。そうしたこだわりには、私も大いに共感するところ。

というわけで、今までの財布は「東京用」として東京で使っていたカード類をまとめ、上京の際に使うことにして、新しい財布で新生活を始めようと思うわけです。

問題は、この財布を満たす日本銀行発行のモノが全くないことだけ、です。orz

そして、ご褒美その惨…もといその参は順番を替えて後日ご紹介の予定。
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