ヘソを取るだけではない雷様
世界の果ては悪天候。
この一週間というもの、雷雨が頻発している。で、雷というと困るのが停電。数分程度とはいえ、停電だけでも今月は二回。しかしそれより厄介なのが瞬間的な停電や電圧の降下といった「瞬停」。
これが非常に厄介で、まあ端末は落ちるわサーバがコケるわ。サーバにはUPSくらい接続している筈なんだけど、あるクライアントのところではバッテリが耐用期限を過ぎてて今回役に立たなかったと言う笑えない実例まで発生。
もっとも、UPSっても商用電源型なので、完全な停電ならともかく、瞬停にはあまりご利益がない。完璧を期すなら、普段の消費電力と初期コスト高を覚悟の上でインバータ型のUPSを入れでもしないといけないんだが、なかなかそこまで思い切れないようで。
で、面白いのは、同じフロアで瞬停が起こっても、耐えられる奴と耐えられない奴がいる事。大雑把に言って、古くてデカい奴は耐えられ、新しくてコンパクトな奴は根性がないという傾向がある(ノートパソコンは自前でUPS抱え込んでるようなシロモノだから問題にはならない)。
つまるところ、これは電源ユニットのキャパシティの差(+システムの消費電力)に起因しているのではないかと思う。コンデンサの容量を喰い潰すまで保つかどうかが勝負の分かれ目というわけだ。
その点では、昨今流行のSFFデスクトップの不利は拭いがたい。CPUなどの消費電力は(当時の)一線級であるのに、小型化の皺寄せを真っ先に受けるのが電源なのだから。
しかしもっと厳しいのがあって、それが液晶の一体型(CRT一体型はさすがにもう現役ではないか…)デスクトップなんだそうな。ノートのようにバッテリのバックアップがないのに、SFFよりさらに余裕なく詰め込まれてるんだから、さもありなん。
それでなくてもコストに厳しい昨今の量産機が、こういう厳しい電源事情に遭遇した時、何処まで耐えてくれるかは神のみぞ知る。
そんなわけで、デスクトップの自作では、やっぱり電源にもこだわろうと思った次第。それができるのが、今では数少なくなった自作機のメリットだろうと思う。
もっとも、今主用してるのはサブノートなんだけども(笑)。
Comments
過去にも電源周りであわあわしたことあったねー
マシンが不安定だったのは安いケース付属の電源だったてなことが
わしも電源ではトラブった事があるよ。最初に買った
ケース付属の電源のままで増設重ねて、気付いたら
パワー不足になってしまって…。
それ以来電源には気をつけるようにしている。本当、
電源って大事だなと、その時思ったよ。