足跡をたどると奇縁
お世辞にも活用しているとは言い難いmixiなんだけども、足跡はそれなりに付いていたりする。
サーバのアクセスログはせいぜいアクセス元のドメインやサーチエンジンのキーワード程度だが、mixiの足跡からだとある程度のプロフィールや嗜好の傾向が解ってくる。
まあ、何かの間違いで通りかかっただけのような感じの人もいれば、ときどき覗くようになって下さった方もいる。気に入って頂ければ幸いです。
そんな風に足跡を辿っていたら、最近訪れた方々のプロフィールに変わった共通点が見つかった。トラックボール使いと称する方が少なからずいる。
今まで特に喧伝してはいなかったが、実は私もトラックボールが好きである。理由はいくつかあるが、ウインドウ上でカーソルを振り回しても疲れにくいところと、余計な面積を喰わないところが気に入っている。
愛用品はもう生産されていないMSのTrackball Explorer。うすらデカいと敬遠する人も多かったが、H&K Mk.23あたりが丁度良いくらいに手のデカい私には丁度良く、大径のボールの操作感は余裕たっぷりで非常に快適。追加のボタンも使いでがあるし(ブラウザ関連はマウスジェスチャに委ね、CTRL+F4とSHIFTを割り当てている)、時期的にチルトでないのは残念だがホイールも装備している。光学式だからローラーの消耗に神経を尖らせる必要もないし、何より値段が安かった。このコストパフォーマンスの良さは当時突出していたと記憶している。
こういう「出来が良いのにお買い得」という製品には私は滅法弱い。最近はあまりやらなくなったが、PCの組み立てでもハイエンド志向ではないがボトルネックを作らないように金をかけ、CPUはマージンの高いものをオーバークロック、というのを好んでやっていた。
かくしてこのTrackball Explorerは、自宅用と仕事場用に二つも買い込んだほどのお気に入りとなった(その一方で、キーボードにはそれほど強烈なこだわりはない。多少の好みはあるが、完全なブラインドタッチができないのであまりピーキーな要求を持っていないのだ)。
しかし、これとて完全無欠のデバイスではない。実は耐久性に少々難があるのだ。
仕事場ではもう数年使い込んでいるが、実はボールを支持する金属球が磨耗して潰れ始めている。今はまだボールの動き出しにちょっと抵抗があるくらいで一度動き出せば問題はないが、この先転がりに妙なムラができたりガタが生じるようだと困る。
しかし、同じ悩みを持つ人は少なくないようで、そうした人々の対策というのを知ってニヤリとした。支持球の交換、それもガーネットやルビーへの交換である。
発想は時計の歯車の軸受けとほぼ同じと言っていいと思う。金属ブッシュが抉れて駄目になっているから、この際穴石を入れてアップグレードということだ。本当は潤滑についての考慮も必要なのだが、直接手で触る部分なので注油はちょっとできない(笑)
というわけで、いよいよとなったらこのカスタマイズを決行しようと思う次第。ただ、問題はルビー(どうせやるならルビーかサファイアだろう)の調達。東京に住んでた頃なら仕事帰りに東急ハンズまで走ったところなのだが……。どうしてくれよう。
Comments
使い慣れたデバイスというのは簡単には手放したくないものですよね~
しかし、修理費はトラックボール本体の何倍するんでしょうか^^;
ボールもルビーにするとさらに耐久性が…?(笑
プロに工作頼むような人件費をかければ別ですが、自分の手でやるなら費用らしい費用はかからない模様です。
宝石とはいえルビーやサファイアは人工的に作れますし、ありふれたサイズのものが使えるので。もっとも田舎ではさすがに簡単には手に入りませんが。
そういえばかつてシチズンが経営危機に陥った折、国税だかどこかに軸受けの宝石を差し押さえられたとかいう伝説を聞いたような覚えがあります。無論、石が経営を云々するような価値を持っていたわけではなく、「宝石」という言葉に惑わされて差し押さえに走った方がうっかりさん、という話ですが(笑)
先生、ちょっとハンズで買ってきて下さいませんか?ラウンド・カボションの2mm玉のルビーかサファイア(通販先探せ(笑)>自分)
http://www.asaokougei.com/synthetic/irb.html
やすっ!^^;
人工物とはいえ、一応宝石に含まれるわけですし…
もちっと高いイメージありましたけど、ここまで安いとは…(笑