リメンバーなんとか。
実家とゆーか当地では今日は記念日。とゆっても目出度いもんではなく、水産高校の実習船が米帝にボカチンを喰って死人が出たという古今例のない攻撃の記念日だったりする。
当時それなりに盛り上がったものの、元艦長が詫びを入れに来ようかという段になって9.11 WTCがおっ始まり、すっかり霞んでしまったままうやむやになってしまっている。艦長は退役したが不名誉除隊ではなかった筈だし、結局この事件について誰かが明確に責任を取ったという話はなかったんじゃないかと思う。
…とまあ、ちょっと検索かければ出てくるような話は今更繰り返す必要はあるまいと思うので、この時期が来るたび思い返す、当時私が感じた点を二つだけメモしておこう。
一つは、一度やって来た(また来たいという意向もあるらしいが)元艦長は、一体何者として来たのだろう?ということ。
過失を犯した合衆国市民として、というならば特に言うこともないが、船乗り(Seaman)の一員として来る資格は果たしてあるのか?と当時思ったものだ。人事を尽くしたとはとても思われない事故直後の対応とか、不名誉除隊でもない退役だけで責任を取ったと言えるのか、とか。
ただ、この辺は個人の資質というよりは軍法会議ひとつ開かずに済ませた大米帝国海軍の面子の問題かも知れず。せめて"The Right Thing"くらいは読んでからでないと私の結論は出せそうにない。
いま一つは、日本のマスゴミに対する私の感情が決定的なものになったこと。佐藤大輔あたりの表現を借りれば「僕は決めた。決めてしまったぞ」といった感じ。
事件が起こった際の被害者に対するマスゴミの傲岸不遜・傍若無人な振る舞いは今に始まった事ではないが、この時もそれが炸裂していた。
まず、被害者が帰還してきた空港のゲート。傷が癒えるどころかその後PTSDと診断された者もいる一同に「おかえりー!良く頑張ったねー!」と馬鹿声を張り上げていた奴。これは絶対にマスゴミ関係者だと私は確信している。関係者がこんな無神経な台詞を吐けるものか。縁者に至っては言葉が出るかどうかも怪しいものだ。繰り返しニュース番組を彩ったそのシーンは、胸糞悪い事おびただしい一幕だった。
そして決定的なのはさらに後日。死人も出ている機関部から骨折だけで生還した者がいるのだが、ハワイの病院ではピンピンしていたのに、帰郷してから手術をする羽目になった。何故かと云うと、空港でマスゴミに揉まれ、よりにもよって骨折した場所に機材をぶち当てられたせいだ。
この件が報道されたという話は聞かない。当時の県だったか地方紙だったかのサイトにだけ記事があったのだが、さすがに今はもう残っていないようだ。
報道ハラスメントとかいう以前に傷害事件だ。それを知らん顔というんだから、マスゴミとはそういうものだ、ということが決定的になったエピソードだった。恥を知れと言いたい。
…とまあ、そんなことをふと思い出した日。