Apr.22, 2015

PTS MAGPUL PDR-C(資材調達編)

[GUNと鯖芸]

ここまでの流れで必要になったものを列挙する。

所要資材一覧(本体交換部品)
品目メーカー・型番主な調達先
チャンバーパッキンマルイ純正電動エアガン取扱店
タペットプレート&スプリングマルイ純正(Ver.2or3)電動エアガン取扱店
ギア軸受けORGA SUS420 8mm軸受け電動エアガン取扱店
モーターマルイ純正 EG1000S電動エアガン取扱店
シムセットSYSTEMA等電動エアガン取扱店
マイクロスイッチOMRON V-16-1A5電子部品取扱店
HOPダイヤル用Oリング水道補修用 794-85-11Rホームセンター

交換を要する部品は今回この程度とした。

マルイ純正のタペットプレートは付属のスプリングを使用する。モーターや軸受けを交換したらシム調整も必要になるので、予めシムセットを用意しておく。

マイクロスイッチは国産に交換するのが定番のようなのでこの機会に交換してしまう。

ガバガバなHOPダイヤルは取付部のOリングを交換するだけで大分マシになる。

次に、今回追加するオプション。

所要資材一覧(本体追加部品)
品目メーカー・型番主な調達先
ショットキーバリアダイオードSR5100電子部品取扱店
ミニ平型用ヒューズホルダ 電子部品取扱店
ヒューズ(ミニ平型サイズ)15 or 20A電子部品取扱店
テフロンコード1.25sq電子部品取扱店
ファストン端子#110 メス電子部品取扱店

ショットキーバリアダイオード(SBD)は、スイッチの接点摩耗を抑えるのに有効だというので、ついでに組み込む事にした。なんせ一個40円である。

また、高級とはいえ中華の性か、ヒューズが搭載されていない。そこで今回はコンパクトなカー用品のミニヒューズを組み込むことにする。

配線は引き直すのでテフロンコードを調達。手持ちの0.75sqはやや頼りない気がしたので、1.25sqを調達することにした。昔使った2.0sq以上のコードは堅過ぎて使い処が難しい。

ファストン端子というのはつまるところモーター用の平形コネクタ。モーターに配線を半田付けすると分解整備の度に半田ごてが必要になるのでコネクタ化する。

あと、自分固有の事情としてバッテリが必要だったので、ミニSサイズ相当のLiPoバッテリと周辺機器一式が加わっている。

電動ガン整備のコツ、その一つは現在でも通用する。

それは、「汎用品の組み合わせで出来ている部分を見分ける」こと。

何でもかんでもエアガン専門店で調達しようとすると費用対効果が凄まじく悪い。SBDを例に取れば、電子部品取扱店で買えば一個40円、メーカーのSBDキットなら1000円超である。

だから、バッテリ関連ならRC用品を扱っている模型店、電装関連なら電子部品取扱店で調達するようにすれば費用を抑えられるし、細かい仕様の調整にも対応しやすい。

主な所要部品は上記の通りだが、チャンバーパッキンやシムなど、手持ちのストックで乗り切れるものは新規購入せずに済ませている。逆に、工具や消耗品(配線用の熱収縮チューブとか)などは別途購入している。いちいち列挙はしないが、以降の記事は電動ガンの分解整備に必要なものは一通り揃っていることを前提とするのでご了承頂きたい。

当世コネクタ事情

ディーンズコネクタ(左)とXT30コネクタ(右)

電動ガンに使うバッテリーコネクタの話。

俗に言うタミヤコネクタ。これはもう最悪。

何が悪いかというと、コネクタが溶けるのだ。過熱した状態で慌ててコネクタを外そうとして、ニュルリと端子ごとケーブルが引きずり出されて来た時の絶望感は幼少期のトラウマである。

ノーマル仕様でも、ハードに使えば起こりうる。

これを嫌って、昔からコネクタ交換は当然のように行っていた。RC部品からの流用でレーシングコネクタと呼ばれるものを使っていたのだが、4Pは現在では絶滅しつつあるようだ。

現在では、コネクタに気を遣う場合はT型2Pとも呼ばれるディーンズコネクタ(またはその縮小版であるところのミニ2P)に交換するのが主流のようだ。RC専門店でなくとも、カスタムを視野に入れているガンショップで扱っていることもある。

ただ、T型2Pは端子が剥き出しなのがどうにも気に入らない。また、バネで端子を押さえつけるという構造上どうしても堅くなりがちだし、バネがヘタったりしないか不安にもなる。

そこでRC用のコネクタを色々調べてみたところ、現在電動エアガンに使うのであればXT30コネクタがベストであろうという結論に至った。その理由は次の通り。

・コンパクトで接続がスムース

・オス・メス共に端子がカバーされており、防塵性が高い

・熱収縮チューブをコネクタ内部まで入れることができ、配線をより確実に被覆できる。

・必要十分な容量(定格連続30A)。これ以上容量があってもヒューズが飛ぶ。

唯一のネックは入手性か。ディーンズコネクタやXT60に比べると取扱が少ないようなので、専門店でも取り寄せになる可能性はある。だが、注文すれば入手できるはずで、多少時間的余裕を見ればよいだけの話ではある。

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