PTS MAGPUL PDR-C(調整編)
シム調整を行う。
方法は基本通り、
- スパーギア下(なるべく薄く)
- スパーギア上
- セクターギア下
- セクターギア上
- ベベルギア下
- ベベルギア上
…の順にシムを入れ、ギアの噛み合わせとアガキを見ながら調整する。
大まかに調整が出来たらメカボックスにシリンダーとマイクロスイッチを組み込み、ネジを締めた状態でシム調整を追い込む(部品の組み込みやネジの締め込みによって変化するため、この状態に合わせておかないと意味が無い)。
マルイのメカBOXと違って開口部が少ないのでなかなかギアの状態を確かめるのが難しいが、最終的には各ギアのアガキを極力抑えつつ、ベベルギアを指で弾けば全てのギアが連動して勢いよく回ってくれる状態まで持って行く。

実際に調整を終了してみると、初期状態とはえらく違った設定になっていた。特にセクターギアなど数ミリ外側に軸が飛び出すほどで、金工鑢でゴリゴリと軸を削る羽目になった。しかし実際に各ギアはガタもなく軽快に回っているので設定としては合っている。
最後にモーターを取り付けてピニオンギアの調整。乾電池ボックスを繋いで軽くモーターを回しながら調整ネジを締め込みつつ音の変化で最適と思われる位置を探る。位置を出したら念のため分解し、ピニオンギアとベベルギアの当たりが妙になっていないかもチェック。
ギアの調整が出来たところで、各ギアの慣らしを兼ねてザラ回しを行う。
何のことはない、乾電池を繋いでモーターからギアまでを空回しするだけだ。ただ、ギアの表面がやや粗い気がしたので、歯にコンパウンドを塗ってザラ回しを行った。本来は数十分単位で行いたいところだったが、電池ボックスが過熱しそうになったので断続的に冷ましながら行っている。
最後の仕上げにギアを洗浄、グリスアップしてザラ回し。ややギアノイズが大きいような気もするが、異音という感じではないので、動作が滑らかで妙な抵抗や引っかかりがないことを確認した上で調整終了とする。
その他の部品もチェックの上、必要に応じて手入れを行う。
シリンダーヘッドは貼り付けられたラバーの穴とノズル穴がズレていたので貼り直し。
スプリングは長ネジとナットを組み合わせた即席治具で圧縮状態にして一晩放置。
マイクロスイッチは国産に交換。組立時に配線をテフロンコードで引き直す。
ピストンヘッドは申し訳程度に穴が二つ開いていたので、穴を増やして6個とし、面取りも行って似非バキュームピストン化した(目見当で穴を空けたらちと歪になったがw)。
そして、一番の問題であるタペットプレート。
ギアと共に取り付けて確認してみると、ノズルが後退しきっているのにまだカムがプロファイルを押し続けており、逃げ場を求めてタペットプレートの後端が反り上がっていた。調整がプアというよりは寸法か設計そのものが間違っているのではないか。
噛み合わせを見ながら、タペットプレートとカムの噛み合わせ部分を鑢で削る。
先達の記事ではタペットプレートのスプリングは強過ぎるのでマルイ製に換えるという内容が多いが、タペットプレートの調整さえ出来ていればスプリングは交換しなくても良いかも知れない(必要以上にスプリングを弱くすると、ノズルの動きが鈍くなって給弾不良が起きる可能性が出てくる)。
調整を要するところは以上。
次は組立てと実射テスト。